猫と共に豊かでHAPPYに過ごしていくためのライフマガジン

『世界から猫が消えたなら』は読むべきか?見るべきか?

猫バカによんでほしい作品がある。

 

川村元気の『世界から猫が消えたなら』、だ。

著者の川村元気は『電車男』『告白』『悪人』『おおかみこどもの雨と雪』など数々のヒット作を仕掛けた映画プロデューサーだ。

世界から猫が消えたなら

 

『世界から猫が消えたなら』は2013年本屋大賞ノミネートされ発行部数は70万部突破を突破している。

 

 

・・・まあ本を買ったときは正直こんなことは知らなかった。

 

 

ただ、表紙とタイトルにひかれて買ってしまった。猫バカだ。

世界から猫が消えたなら
世界から猫が消えたなら

断言するが、川村元気はぜったいに猫バカをターゲットにしているに違いない・・そう思って然りの表紙だと思わないだろうか?

 

 

世界から猫が消えたなら あらすじ

 

郵便配達員として働く三十歳の僕。ちょっと映画オタク。猫とふたり暮らし。

 

そんな僕がある日突然、脳腫瘍で余命わずかであることを宣告される。絶望的な気分で家に帰ってくると、自分とまったく同じ姿をした男が待っていた。

 

その男は自分が悪魔だと言い、奇妙な取引を持ちかけてくる。

 

「この世界からひとつ何かを消す。その代わりにあなたは一日だけ命を得ることができる」

 

僕は生きるために、消すことを決めた。電話、映画、時計……そして、猫。

 

僕の命と引き換えに、世界からモノが消えていく。

 

僕と猫と陽気な悪魔の七日間が始まった。

読み始めは、描写が直接的なので子どもだましの中身のない小説だと思った。

 

が、大間違いである。

 

その後、わたしは章ごとに号泣するはめになる。

 

さすが、映画プロデューサーだ。

 

視覚的にダイレクトにことばが入ってくる。脳内スクリーンがバーンとくる感じで読み進めることができた。

 

だからの号泣だったのだ。

 

しかも、生きる、ということをするどく追及している深い内容だ。

 

『世界から猫が消えたなら』が映画になっていた。

昨年の秋に映画化されていたという。知らなかったのでみていない。
『世界から猫が消えたなら』映画

 

たぶん、面白いんだと思う。

 

なぜなら岡田惠和が脚本を書いているから。音楽は小林武史だ。

 

泣かせに入っている映画であることは間違いない。

 

『世界から猫が消えたなら』マンガにもなっていた。

世界から猫が消えたなら 漫画
世界から猫が消えたなら (花とゆめCOMICS)

 

これはちょっとな。かわいすぎる。猫バカ女子泣かせだ。

 

若い人もそうだけど、生きているうちに分かったつもりに斜めになってきた大人にこそ読んでほしい作品だ。

 

読むべきか、見るべきかでいうと、まずは原作を読んでもらいたい。さっき言ったが、ものすごく脳内で映像化されるから。

 

まずは原作を読んで脳内自作映画でみるのがおすすめだ。

お嬢は表紙の猫のような丸い目でこれを読んで号泣しているわたしを見つめていたものだ。

 

 

世界から猫が消えたら・・・われら猫バカはどうしていいものやら。。。